中所得層の増加とともに消費が活発化するフィリピンで、コンビニエンスストア市場の競争が激化しそうだ。
今年4月、同国のマニラ首都圏に1号店をオープンしたファミリーマートは、年内に同地域で40店を展開する意向を表明した。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
ほぼ1週間に1店の出店とハイペースだが、同国のファミリーマート事業に出資している地場大手小売りグループのラスタン・グループの幹部は「フィリピンは経済成長が続き、コンビニサービスの需要は拡大している」と強気の見解を示す。
同幹部によると、年内に開店する店舗は日本のファミリーマート、伊藤忠商事と地場企業による合弁会社の直営方式となる見通し。