インドの大気汚染問題が深刻化 10年の死者67万人超 (1/2ページ)

2013.3.21 08:00

 中国の大気汚染の日本への影響が懸念されるなか、アジアで中国に次ぐ巨大市場のインドでも大気汚染問題が深刻化している。自動車の排ガスや工場排煙の急増がおもな原因とされ、政府は対策に追われている。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 米国の民間非営利団体(NPO)、健康影響研究所によると、インドの大気汚染が原因とみられる年間死者数は2010年に67万7000人となり、00年から6倍に増加した。死因別では高血圧、石炭や薪など固形燃料使用による屋内の空気汚染、喫煙、栄養不足に続く5番目だという。

 また、インド政府機関の科学環境センターは、大気汚染測定時の指標となる微小粒子状物質、PM10の測定値が国内の全都市の78%に当たる141都市で国の環境基準を上回っており、うち26都市は基準の3倍以上に達する「危機的状況」にあるとしている。

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