マレーシア航空、連合加盟で生き残り

2013.3.5 07:00

 国営マレーシア航空(MAS)は今年2月、世界3大航空連合の一つ、ワンワールドに正式加盟した。格安航空会社(LCC)との競争で劣勢が続き、政府支援を受けて経営再建中のMASは、加盟を路線網の拡大と乗客増につなげたい考えだ。現地紙スターなどが報じた。

 1947年設立のMASは、マレーシアを代表する航空会社として、質の高いサービスなどで国際的な評価を得てきた。しかし、2000年代に入って同国のエアアジアがLCCアジア最大手に急成長したこともあり、業績が悪化。11年には過去最大となる25億2399万リンギット(当時のレートで約680億円)の年間赤字となり、現在は政府支援を受けて14年の黒字転換を目指している。MASのアハマド・ジャウハリ・ヤハヤ最高経営責任者(CEO)は「通常便各社との連携は力になる」と述べ、引き続き通常便の分野に注力する姿勢を示した。

 航空連合は航空各社が連携して構成する国際組織で、マイレージサービスの共有や、コードシェア便の運航など、サービス向上と航空各社の集客強化を目指す。ワンワールドには米アメリカン航空、香港キャセイ・パシフィック航空や日本航空など12社が加盟している。

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