インドネシアのスマートフォン(高機能携帯電話)保有者が急増している。近年、2桁成長を続けているが、携帯電話全体に占めるスマホ保有者の割合は昨年末で30%目前とされる。市場の拡大はまだまだ続きそうだ。
保有者割合30%目前
地場系卸売業者大手のエラ・ジャヤのジャトミコ・ワルドヨ・マーケティング担当役員が1月、地元メディアに明らかにしたところによると、スマホ保有者の割合は、2008年にわずか2%だったのが、09年に5%、10年に10%を超え、11年には17%、昨年は28%に達した。今年は38%まで高まる見込みという。
所得水準の上昇や1万円台の低価格端末の普及のほか、1週間で5000ルピア(約48円)などといった短期ながら安価なパケット通信料を携帯電話通信サービス各社が提供するようになっていることも、スマホ保有者の裾野を広げる要因になっている。