家庭で不要になった文具や玩具などのプラスチック製生活用品を店頭で回収しリサイクルする-。環境省は、大手小売りグループのイオンやセブン&アイ・ホールディングス(HD)など11社と連携し、使用済みプラ製品を効率的に回収・循環する仕組みの構築に向けた実証事業に乗り出した。
事業名は「PLA-PLUS(プラプラ)プロジェクト」。大手小売り2社以外には、生活雑貨や食料品を扱う「無印良品」を展開する良品計画、メガネ専門店「JINS」を運営するジェイアイエヌ、スターバックスコーヒージャパン、タカラトミー、ダイエーなどが参画する。
その各社の店舗で廃プラ商品を回収する実験を1日から24日までの日程で立ち上げた。底が平らな大型コップのタンブラーと雑貨も回収対象に入れ、回収の課題などを抽出する。
最適処理技術を調査
具体的には、廃プラ製品を入れる専用回収袋を約25万枚用意し、一部回収店舗で消費者に配布。その袋に家庭の不用品を入れて、店内に設けた回収ボックスに入れるか、回収担当者に渡す。