“魚ソムリエ”で消費者離れ阻止 「手間かけても食べたい」土壌育てる (1/2ページ)

2012.11.24 08:00

ファストフィッシュ商品を手に取る客=東京都江東区のイトーヨーカドー木場店

ファストフィッシュ商品を手に取る客=東京都江東区のイトーヨーカドー木場店【拡大】

 魚のこと聞いてください-。水産庁は魚の消費拡大プロジェクトの一環として、魚の知識や魚食文化を伝える人材を「お魚かたりべ」とする制度を創設。第1弾として、漁業や流通関係者など34人を任命した。いわば政府公認の“魚ソムリエ”。魚についての情報発信を強化することで、購買意欲を高める効果が期待されている。

 「週に1度は頭のついた魚を買ってほしい」。かたりべに認定された白石ユリ子さんは、主催する魚関連のイベントで、こう主婦らにアドバイスする。最近、小売店の鮮魚売り場には簡単に調理できる切り身なども増えたが、「食べ方を指南できる人がいれば、もっと魚食の楽しみが広がる」と訴える。

 かたりべに選ばれたのは、漁業関係者や水産会社社員、市民団体のメンバーなど、魚についての食育授業や、調理レシピ普及などの実績を積んだ人材。かたりべの肩書は今後、各自の普及活動に活用される。

 水産庁がこうした人材の発掘に乗り出すのは、魚の消費拡大には、知識や情報の充実が欠かせないとの読みがあるためだ。

知識・情報不足が購買意欲にブレーキをかけている

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