世界の空港が運営する非営利組織「国際空港評議会(ACI)」(ジュネーブ)は、2010年版の「国際空港サービス評価(ASQ)」を発表した。韓国の中央日報などによると、ソウル最寄りの仁川(インチョン)国際空港が6年連続で世界最優秀空港賞を受賞したほか、トップ5をアジアの空港が独占した。
ASQは、搭乗サービスの待ち時間、安全検査の待ち時間、利用できるカートの数、入国審査の待ち時間-など、空港のサービスや施設について34項目のアンケートを乗客30万人以上に行い、世界153の国際空港を評価する。
ACIの発表資料によると、仁川国際空港のC.W.リー社長は「ASQによって、最良のサービスを学び合うことができ、世界の空港サービスの水準は向上している。仁川国際空港が世界最優秀空港賞を受賞でき、光栄に思う」と述べた。
国際民間航空機関(ICAO)が推奨する所要時間は入国45分、出国60分だが、仁川空港は入国12分、出国16分だった。
同空港は、01年3月に開港した比較的新しい空港で、最新のIT(情報技術)設備を持ち、高速道路や鉄道が整備され、交通の便もよい。さまざまなスタッフがサービス向上に務めており、利用客の満足度が高い。
韓国政府も仁川を国際的な中継空港にするため、着陸料を引き下げるなど、強力に支援している。(ソウル支局)
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