シャープが28日発表した2017年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比19.6%増の5064億円で、最終損益は274億円の赤字から144億円の黒字に転換した。4~6月期として黒字は7年ぶり。液晶パネル事業が堅調に推移した。
昨年8月に台湾・鴻海精密工業の傘下に入って以降、協業により原材料費を抑えるといったコスト削減の取り組みが進んだことも貢献した。売上高が増収となるのも4~6月期としては3年ぶり。
18年3月期の通期連結業績は、従来予想を据え置き、売上高が前期比22.4%増の2兆5100億円、最終損益が590億円の黒字(前期は248億円の赤字)と見込んだ。