盛り上がるハロウィン商戦 「観光目的」の訪日外国人も増える (1/5ページ)

2015.9.26 17:10

  • ハロウィン仕様にラッピングされたリーガロイヤルホテルのシャトルバス。女性運転手は魔女に扮している=大阪市北区(寺口純平撮影)
  • ホテルグランヴィア大阪のカフェレストラン「リップル」。イカスミで色づけした悪魔のパスタ(中央下)など、怖いけどかわいいコース料理でいっぱいだ=大阪市北区(田村慶子撮影)
  • リーガロイヤルホテルのハロウィン装飾を施した客室。子供にはおばけならぬホテルマンの扮装で客室でのパーティ演出を図る=大阪市北区(田村慶子撮影)
  • JR大阪駅の駅ビル「大阪ステーションシティ」に10月26日登場するトリックアートを使った写真スポットのイメージ(大阪ターミナルビル提供)
  • アパレル会社「ジェイ・ビー」がことし初めて企画・販売するハロウィン仕様の靴(同社提供)


ハロウィン仕様にラッピングされたリーガロイヤルホテルのシャトルバス。女性運転手は魔女に扮している=大阪市北区(寺口純平撮影)

ハロウィン仕様にラッピングされたリーガロイヤルホテルのシャトルバス。女性運転手は魔女に扮している=大阪市北区(寺口純平撮影)【拡大】

 欧州が起源とされるお祭りで、毎年10月31日に行われる「ハロウィン」関連の商戦が盛り上がる季節がやってきた。大人も楽しめる仮装イベントとして定着した日本のハロウィンは、今や若者だけでなく、外国人をも魅了する一大行事だ。昨年は2月のバレンタイン商戦の市場規模を超えたことで話題を呼んだが、今年も関連の商品やイベント企画が続々と準備されている。盛り上がりをみせる大商戦に企業が熱い視線を注いでいる。(田村慶子)

 バレンタイン超え

 「日本のハロウィンが“観光地化”している」

 こう指摘するのは日本記念日協会の加瀬清志代表理事だ。本来、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いがあるハロウィンだが、国内では子供から大人まで仮装パーティを楽しみ、子供にお菓子を配る催しとして定着。このイベントを目当てにするインバウンド(訪日外国人)が増えており、日本のハロウィンは「観光目的」になっているというのだ。

 同協会によると、昨年は天候不順の影響で振るわなかったバレンタイン市場の1080億円を上回る1100億円に到達した。今年は前年比9%増の1200億円になる見通し。

この盛り上がりに企業も注目し、続々と営業戦略を活発化させている

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