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「働き者」ハチの経済価値66兆円 世界的減少で食料危機の懸念も (1/3ページ)

2016.2.29 00:00

シュンギクの花に止まり、授粉を手伝うハチ。花粉を運ぶ生物は人間の食料生産に大きく寄与しており、その保全に向けた地球規模の戦略が必要になっている=米カリフォルニア州(ロイター)

シュンギクの花に止まり、授粉を手伝うハチ。花粉を運ぶ生物は人間の食料生産に大きく寄与しており、その保全に向けた地球規模の戦略が必要になっている=米カリフォルニア州(ロイター)【拡大】

 花粉を運び農作物作りに貢献するハチなどの生物がもたらす経済的利益は世界全体で最大年5770億ドル(約66兆円)に上ると指摘した報告書を、国連が設置した科学者組織「IPBES(アイピーベス=生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)」が発表した。一方で近年、ハチの減少が欧米などで顕在化し、ハチが自然界で担っている受粉活動に支障が出ており、報告書は「このままでは将来の食料供給が脅かされる」として各国に保全策の強化を促した。

 農作物の受粉手助け

 IPBESは、名古屋市で開催された生物多様性条約締約国会議(2010年10月)で採択された、生物の多様性を守るための「愛知目標」の達成度合いの評価や政策提言をするために12年4月に設立された。13年12月に最初の重要研究テーマとして「花粉媒介者と食料生産の関係」を採択し、今回初めての報告書をマレーシアの首都クアラルンプールで22日から28日まで開かれた第4回総会で発表した。

 報告書によると、花粉を運ぶのは飼育されているミツバチや野生のハチの仲間が中心で、2万種以上。チョウやカブトムシ、コウモリ、鳥類なども花粉を運び、果樹や野菜、コーヒーなどの受粉を助けている。

地域によっては40%近くも激減

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