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アフリカ・マラウイに寄り添い10年 牢屋のような妊産婦待機所を改善 (1/4ページ)

2016.2.12 10:00

マラウイの子供たち=マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)

マラウイの子供たち=マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)【拡大】

  • 少なくなった水をためる女性=2015年10月19日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • マラウイの事業地の風景=2015年10月19日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • 新しくできた施設で、リラックスして出産を待つ母親たち=2015年10月20日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • マラウイのお母さんと赤ちゃん=マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • 新しくできた施設の内部。清潔なベッドが並ぶ=2015年10月20日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • 妊産婦待機所でお昼を食べるお母さんたち=2015年9月8日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • マラウイ・首都リロングウェ
  • ワールド・ビジョン・ジャパンの國吉美紗さん(中央)=2014年9月11日、マラウイ(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)__キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。子供たちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困と不公正を克服する活動を行っている。http://www.worldvision.jp/

 南部アフリカに位置するマラウイは、ザンビア、モザンビーク、タンザニアなどと国境を接している。ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、この3年間は母子保健に重点を置き、2つの産科棟と4つの妊産婦待機所を建設するなどして、10年以上にわたってマラウイの人々に寄り添ってきた。また、水道や電気施設、医療設備の整備も行っている。

 首都リロングウェから、かろうじて舗装された道を車で1時間ほど走ったところに、ンチシという町がある。中心部は比較的にぎわっていて、市場ではほこりでくすんだチテンジェ(アフリカの布)から肉や野菜、工具までが雑多に並ぶ。乗っていたランドクルーザーがにぎやかな通りを過ぎたらすぐに、赤土をならしただけの道に乗り上げた。道路には穴が開いていたり、岩が転がったりしている。傾斜のきつい坂を上り下りし、時には切り立った崖の上にある急カーブを曲がり、3時間くらいで小さな病院に到着した。

 その村には長いこときちんとした産科棟がなく、衛生状態の非常に悪い、まるで牢屋(ろうや)のような妊産婦待機所しかなかった。WVは村の人たちと話し合って、きちんと整備され、消毒用アルコールのにおいが漂う産科棟を作った。「これなら、最低限、お産はできる」と、ホッと胸をなで下ろした。

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