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【野口裕之の軍事情勢】「南シナ海の軍事施設は軍事拠点ではない」と主張できる中国の度胸と語学力 トーク&テーク戦略を警戒せよ (1/5ページ)

2015.12.7 06:00

9月25日、仏頂面で共同記者会見に臨む中国の習近平国家主席(左)とバラク・オバマ米大統領。無理スジの“粉飾合意”が創出された=2015年、米国・首都ワシントンのホワイトハウス(AP)

9月25日、仏頂面で共同記者会見に臨む中国の習近平国家主席(左)とバラク・オバマ米大統領。無理スジの“粉飾合意”が創出された=2015年、米国・首都ワシントンのホワイトハウス(AP)【拡大】

 漫画家の水木しげる氏(1922~2015年)が亡くなったが、氏の目指した理想の一つは「妖怪と人間の共存」であった。だが、妖怪とはできても「中国と人間の共存」は無理かもしれない。中国に関しては、敵対勢力を殲滅や懐柔で少しずつ滅ぼしていく《サラミ・スライス戦略》が指摘されていたが、《トーク&テーク戦略》も警戒が不可欠だ。直訳すれば《交渉しつつ得る》。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)社説は、南シナ海で次々に岩礁を埋め立て、軍事基地化を謀る中国の専門家は《係争中の領有権問題や行動規範策定について、アジアの関係国と引き延ばし交渉を延々と続ける》一連の戦略を、こう認識しているのだと説く。実際、中国は関係国に問題の平和的解決を約束しながら、一方で主権の主張を強めて軍事的プレゼンスを拡張している。邪悪で薄汚い国家ぐるみの詐欺行為を観れば、公平に互いの利益を分け合うギブ&テークとは対極で、小欄は「交渉を装いつつ盗る」と意訳しておく。習近平・国家主席(62)の訪米時(9月)における発言をめぐり、中国外務次官が11月の記者会見で発した公式コメントも、中国との“交渉”が、どんなに危険で虚しいかを裏付ける。

 「習主席は南シナ海を軍事拠点にしないとは言ったが、岩礁に軍事施設を建設せぬとは言っていない」

粉飾合意の米中首脳会談

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