【国際情勢分析】
中国の習近平国家主席(62)による英国公式訪問とほぼ時を同じくして、中国から逃れた亡命ウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(68)が来日し、習政権下でウイグル人への弾圧が強まっている現状を訴えた。英メディアは「英国が習主席のために敷いたレッドカーペットはウイグル人の血で染まっている」とのカーディル議長の言葉を報じた。
来日した議長が英を指弾
カーディル議長は10月13~21日の日程で来日。自民党の国会議員らとの懇談に加え、精力的に記者会見や講演をこなした。英ロイター通信は19日に日本外国特派員協会で開かれた記者会見について報道。ジョージ・オズボーン英財務相(44)が先月、中国・新疆ウイグル自治区を訪問した際に「英中の経済関係について強調したが、現地の問題についてはほとんど言及を避けた」と指摘した。