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「感動の一瞬」五輪エンブレム撤回、ネットユーザー歓喜の声 疑惑追及で高揚感 (1/3ページ)

2015.9.2 11:30

東京都庁の玄関に貼られている2020年東京五輪のエンブレムのポスターを撮影する人=1日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

東京都庁の玄関に貼られている2020年東京五輪のエンブレムのポスターを撮影する人=1日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)【拡大】

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は1日、ベルギーの劇場ロゴに似ているとの指摘を受けるなど批判が高まっていた大会エンブレムを撤回し使用を中止すると発表した。デザインをした佐野研二郎氏(43)が取り下げを申し出たことに加え、組織委も「国民の理解が得られない」と判断した。建設計画が白紙撤回されたメーン会場の新国立競技場に続き、大会のシンボルが発表後に相次いで見直される前代未聞の事態となった。佐野氏のデザインをめぐる疑惑はインターネット上の指摘がリードする形で拡大し国家的事業をめぐる決定を覆す結果となった。対応が後手に回った組織委の責任を問う声が高まるのは必至だ。

 「昼夜問わず中傷」

 「国民に申し訳ない」「直ちに新しいエンブレムの選考に入りたい」

 組織委の武藤敏郎事務局長は1日夜に会見し謝罪した。会見によると、武藤氏とエンブレムの審査委員代表を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏が1日に佐野氏から聞き取りを実施した。

 この中で、佐野氏は「全く模倣はしていない」と説明。その上で、「模倣を理由に取り下げることはできないが、昼夜を問わず誹(ひ)謗(ぼう)中傷が続いている」とし、取り下げを申し出たという。これを受け、最終的に組織委が使用中止を決めた。

劇場のロゴを制作したデザイナーが「驚くほど似ている」と指摘

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