2015.8.18 08:30
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が15、16両日に実施した合同世論調査によると、安倍晋三首相(60)が14日に発表した戦後70年談話を評価するとした回答は57.3%に上り、「評価しない」の31.1%を上回った。安倍内閣の支持率は、2012年12月の第2次内閣発足後で最低だった前回調査(7月18、19両日実施)より3.8ポイント上昇し43.1%。不支持率は45.0%で前回より7.6ポイント下がった。
安倍首相が70年談話で「戦争に何ら関わりのない世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と表明したことについては、66.1%が「評価する」と回答。「植民地支配」「侵略」「反省」「お詫(わ)び」の4つの言葉を盛り込み「歴代内閣の立場は今後も揺るぎない」と表明したことに関しても59.8%が「評価する」とした。ただ、70年談話発表後の中国、韓国との関係については「変わらない」が77.6%を占め、「良くなる」は9.3%にとどまった。