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【Q&A】TPP合意見送り 新薬で米豪譲らず 牛・豚肉など進展 (1/4ページ)

2015.8.3 10:10

交渉参加12カ国の閣僚らと共同記者会見するマイケル・フロマン米通商代表(右)。左は甘利明(あまり・あきら)TPP(環太平洋経済的連携協定)担当相=2015年7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

交渉参加12カ国の閣僚らと共同記者会見するマイケル・フロマン米通商代表(右)。左は甘利明(あまり・あきら)TPP(環太平洋経済的連携協定)担当相=2015年7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)【拡大】

 大筋合意への機運が高まっていた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は、医薬品や乳製品をめぐり対立が続き、まとまりませんでした。一方、牛・豚肉、ワインなどの関税などでは進展がありました。

 Q 医薬品の知的財産で難航しましたね

 A 新しい薬の開発に関するデータを、他の製薬会社などが勝手に使えないように定める期間が焦点です。巨大な製薬産業を抱える米国は12年、安いジェネリック医薬品(後発薬)をもっと使いたいオーストラリアやニュージーランドは5年程度を主張し、対立しました。期間が長くなると利用者の負担が増えたり、国の医療費がかさんだりするので、譲れません。

 Q 著作権保護は固まったのですか

 A 米国に合わせ、小説やマンガなどの作者の死後70年は、遺族などに著作権料を支払うことで統一する方向になりました。日本は現行の50年から延長されます。

輸出国のニュージーランド「乳製品の合意がなければ、医薬品の話はできない」

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