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柑橘系果物、大量摂取は肌の大敵? 「皮膚がんリスク36%増」と米論文 (1/3ページ)

2015.7.1 11:04

オレンジを売る男性。これらの柑橘系果物に含まれる物質が紫外線への感受性を高め、皮膚がんのリスクを増大させるという=2016年4月30日、パラグアイ・首都アスンシオン(ロイター)

オレンジを売る男性。これらの柑橘系果物に含まれる物質が紫外線への感受性を高め、皮膚がんのリスクを増大させるという=2016年4月30日、パラグアイ・首都アスンシオン(ロイター)【拡大】

  • グレープフルーツ

 健康に良いとされている柑橘系(かんきつけい)の果物。その代表格ともいえるオレンジやグレープフルーツをよく食べる人は、メラノーマ(皮膚がん)を発症するリスクが最大36%も増加するとの研究論文が米国で発表された。論文をまとめた研究者らは、「柑橘系の果物が紫外線への感受性を高めて、人の皮膚細胞を傷付けやすくする成分を含んでいるため」とみている。

 ただ、皮膚がんの防止には、こうした果物の摂取をいたずらに制限するより、日焼け止めや帽子などの使用が効果的だとも指摘している。

 紫外線への感受性高める

 ロイター通信や米NBCニュース(電子版)などによると、この研究論文は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の学会誌で6月29日に発表された。調査は全米の女性6万3810人について1984~2010年まで、男性4万1622人については1986~2010年までそれぞれ実施した。

 対象者のうち、この約四半世紀に皮膚がんを発症した1840人について、オレンジとグレープフルーツの果実やジュースを飲む頻度や食生活習慣、健康状態などを調査・分析した。柑橘系でもレモンやライムは調査対象外だった。

皮膚を傷付けやすくする「フロクマリン」や「ソラレン」

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