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【佐藤優の地球を斬る】米・イスラエルの関係改善は絶望的 (1/3ページ)

2015.5.9 08:00

首都エルサレム近郊で5月7日開かれた第二次世界大戦対独戦勝70周年記念の式典でスピーチをするイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相=2015年、イスラエル(ロイター)

首都エルサレム近郊で5月7日開かれた第二次世界大戦対独戦勝70周年記念の式典でスピーチをするイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相=2015年、イスラエル(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 3月17日、イスラエルで国会選挙が行われ、ネタニヤフ首相が党首をつとめるリクードが30議席を獲得し、第一党になった。しかし、連立協議が難航し、ようやく今月6日夜にまとまった。

 <イスラエルからの報道によると、3月のイスラエル国会(定数120)選挙で勝利して連立協議を行っていた右派リクードのネタニヤフ首相は6日夜、極右「ユダヤの家」と連立で合意し、すでに連立参加を決めた中道新党クラヌや宗教政党2党と合わせて61議席を確保した。近く国会承認を経て、ネタニヤフ氏にとっては4期目の連立政権が発足する。現地メディアは、連立がかろうじて過半数を確保したに過ぎないことから、ネタニヤフ氏の政権運営は不安定なものとなる可能性が高いと伝えている。

 新政権は、核開発を続けるイランへの強硬姿勢を維持する見込みで、イラン核問題での最終合意を目指すオバマ米政権とは冷え込んだ関係が続きそうだ。

 また、ネタニヤフ氏自身が選挙戦でパレスチナとの「2国家共存」を否定したとも受け取れる発言をしていることや、将来のパレスチナ国家の領土に想定されるヨルダン川西岸などの一部併合を主張するユダヤの家が連立政権に参加したことで、頓挫しているパレスチナとの和平交渉は再開がいっそう困難となった>(5月7日「産経ニュース」)

誰も署名していない、奇妙な核開発文書

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