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【安倍政権考】「冷遇」ではなく真意測れない 沖縄問題で苦悩と期待の官邸 (2/3ページ)

2015.1.19 17:05

山口俊一(しゅんいち)沖縄北方担当相(右)と握手する翁長雄志(おなが・たけし)沖縄県知事=2014年12月26日、東京都千代田区永田町(共同)

山口俊一(しゅんいち)沖縄北方担当相(右)と握手する翁長雄志(おなが・たけし)沖縄県知事=2014年12月26日、東京都千代田区永田町(共同)【拡大】

  • 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場、浦添市、那覇市、中頭郡西原町、中頭郡中城村
  • 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)、沖縄県名護(なご)市辺野古(へのこ)、米軍普天間飛行場の移設予定地=2013年12月25日現在

 翁長氏が知事として上京するのは、これで3回目。閣僚では山口俊一(しゅんいち)沖縄北方担当相(64)が面会に応じているが、首相サイドは翁長氏との話し合いは「事務的にやるしかないので、事務方が応対すればよい」というスタンスを取っている。

 これに対し、沖縄の地元2紙は社説で政権の姿勢を激しく非難する。

 「知事との会談拒否 県民との対話閉ざすのか」(琉球新報)

 「続く沖縄冷遇 品位のない対応を憂う」(沖縄タイムス)

 両紙は、首相らが翁長氏と会わないのは、辺野古移設に反対する翁長氏への「嫌がらせ」などとして県民世論をあおり立てている。ちなみに、菅氏は一昨年4月、沖縄2紙を含む地元のメディアを個別訪問した。安倍政権への理解を得るねらいがあったが、現状を見ると成果はないといわざるをえない。

 翁長氏が官邸に約束を取り付けないまま上京しても、首相や菅氏が面会しない限りは「沖縄冷遇」となる。「翁長氏は地元紙の報道を意識して、政権を一方的に悪者に仕立て上げる政治的なパフォーマンスをしている」と政府関係者は憤りを隠さない。昨年12月の前回衆院選で、自民党公認候補は沖縄の全4選挙区で敗れた。翁長氏は辺野古移設に反対する野党候補の支援に回っていた。

「まだその段階ではない」

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