ドイツ・ライプチヒで昨年7月に開催されたバッハ国際コンクールにおいて、日本人で初めて優勝、聴衆賞も受賞した新進気鋭のバイオリニスト、岡本誠司が3月に無伴奏作品ばかりでコンサートを開く。
岡本は1994年、千葉県出身で、現在、東京芸術大学2年。第60回全日本学生音楽コンクール小学校の部、東京大会、全国大会第1位。15歳でデビュー・リサイタルを行い、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2014第2位などの実績を持つ。
子供の頃からバッハが好き
バッハ国際コンクールのバイオリン部門は4年に1度開催される。ユニークなのは、ピッチ(音高)どころか楽器自体が違うモダン・バイオリンとバロック・バイオリンが同じ土俵で戦うこと。3分の2ぐらいの参加者がモダン・バイオリンだったという。