独自候補擁立も
大畠章宏前幹事長(67)率いるグループ(素交会(そこうかい))も国会内で会合を開いた。対応は決まらなかったが、事務局長の篠原孝衆院議員(66)は会合後、記者団に「昔の名前ばかりではダメだ」と述べ、新しい顔ぶれで代表選を行うべきだと強調した。
もっとも、大畠氏は海江田氏に近く、海江田氏は党再建派だった。篠原氏は「党の再建を行い、分裂回避を模索している人(がいい)」とも語っており、海江田氏と同じく党の再建に軸足を置く岡田氏が出馬した場合は、岡田氏の支援に回る可能性は高い。
赤松前衆院副議長も海江田執行部を支えた一人だが、その赤松グループ(サンクチュアリ)もまずは独自候補の擁立を目指す。これも自らのグループを高く売る狙いがちらつく。参院側には、非労組系の間で羽田(はた)雄一郎参院幹事長(47)を推す動きがある。羽田氏周辺は「推薦人20人はすぐに集まる」と豪語するが、こちらも狙いは同様とみられる。(坂井広志/SANKEI EXPRESS)