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香港デモ鎮圧の切り札は「スパイ」だった 電話やメール傍受…徹底監視 (1/5ページ)

2014.12.16 10:01

コーズウェイベイ(銅鑼湾)でデモ隊拠点のバリケードを撤去する香港警察の警察官=2014年12月15日、中国・香港(AP)

コーズウェイベイ(銅鑼湾)でデモ隊拠点のバリケードを撤去する香港警察の警察官=2014年12月15日、中国・香港(AP)【拡大】

  • 【香港民主化デモ】占拠禁止命令の対象=2014年12月11日、中国・香港
  • 中国・香港の行政長官官邸
  • 中国・香港特別行政区

 香港大規模デモで香港警察は15日午後、最後まで残っていたデモ隊拠点、コーズウェイベイ(銅鑼湾)のバリケードを撤去、拠点内に座り込んでいた17人を逮捕した。これにより約2カ月ぶりに香港での全ての交通が正常化し、デモは民主化要求が受け入れられないまま79日目に完全収束した。欧米メディアの報道によると、デモ鎮圧の切り札となったのが、中国政府による民主活動家らへの徹底した監視だ。中国軍が香港に設けた一大盗聴拠点を介しターゲットの電話内容や電子メールを傍受していたほか、民主派議員に本国の尾行要員を張り付けるなどしていた実態が次々と明らかになった。

 「民主活動家の通話盗聴」

 「あなたが(香港の民主化を訴える)反政府活動家で、携帯電話か普通の固定電話を使っているなら、通話内容は中国当局によって間違いなく盗聴されていると考えるべきだ」

 米国のサイバーセキュリティー企業「クラウドストライク」の共同創業者、ドミトリー・アルファーロビッチ氏は12月14日付英紙ガーディアン(電子版)で、中国当局による民主活動家へのスパイ活動に疑いの余地はないとの認識を示した。

「個人情報やコンピューターを危機に陥れようとしている」との不思議なメール

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