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【湘南の風 古都の波】秋の夜空 静と動が描かれる (1/4ページ)

2014.11.17 16:35

秋の夜の海に星が降る=2014年10月19日、神奈川県鎌倉市・材木座の光明寺裏の展望台から(渡辺照明撮影)。※3秒間露光の450枚を比較明合成。

秋の夜の海に星が降る=2014年10月19日、神奈川県鎌倉市・材木座の光明寺裏の展望台から(渡辺照明撮影)。※3秒間露光の450枚を比較明合成。【拡大】

  • 雲間から漏れた陽光が、鎌倉の海に降りそそいだ=2014年11月2日、神奈川県鎌倉市・材木座裏の展望台から(渡辺照明撮影)
  • 山門前の紅葉=2014年11月9日、神奈川県鎌倉市扇ガ谷の海蔵寺(渡辺照明撮影)
  • 石段を登ると秋の花や木の実の挿し木が出迎えてくれた=2014年11月2日、神奈川県鎌倉市山ノ内の明月院(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 しんと静まりかえっているようでも、秋の夜空は光に満ちている。材木座海岸に近い浄土宗大本山光明寺の裏山から、渡辺照明記者が30分かけて撮影した、その見事な輝きをご覧いただこう。

 星降る大空。直線を描く飛行機の航跡。その下には大きく旋回するヘリコプターの跡。慌ただしい日々の生活を抜けだして夜の海と空に対峙する。

 わずか30分の間、じっと待っていることで、日常の静と動が、これほどにもくっきりと描かれる。海岸線を彩る人工の光にも、胸が締め付けられるようないとおしさを覚える。これもまた、秋という季節のなせる技なのか。

 光明寺は鎌倉時代の寛元元(1243)年創建と伝えられ、秋のお十夜法要には境内がたくさんの人と露店でにぎわう。

 中世の物流拠点として栄えた往時の材木座では、大小の船が、広壮な山門を見上げつつ、港に入ったのだろうか。現在の山門は幕末の弘化4(1847)年に再築されたものだが、いまなお間口約16メートル、奥行き約7メートル、高さ約20メートルの威容を保っている。

きょうだけしか見られない 荘厳さにため息

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