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集団ヒステリーが冤罪を作り上げてしまう 映画「デビルズ・ノット」 アトム・エゴヤン監督に聞く (2/2ページ)

2014.11.14 14:50

映画「デビルズ・ノット」(アトム・エゴヤン監督)。11月14日公開(アニープラネット提供)。(C)2013_DEVILS_KNOT_LLC.ALL_RIGHTS_RESERVED.

映画「デビルズ・ノット」(アトム・エゴヤン監督)。11月14日公開(アニープラネット提供)。(C)2013_DEVILS_KNOT_LLC.ALL_RIGHTS_RESERVED.【拡大】

 本作では集団ヒステリーが架空の事実を作り上げてしまう恐ろしさも訴えた。エゴヤン監督は「集団ヒステリーに対する聖域が裁判所であるべきなのに、機能していません。同じ判事がずっと公判を担当してきました。すべてのことが、まるでフランツ・カフカの小説のように不条理なものでした」と、冤罪を生んだ問題の根幹を指摘した。

 野放しになっている真犯人も、どこかで本作を見ているかもしれないが、エゴヤン監督は「犯人は感情が欠如した人物だから、映画が何らかの影響を与えられるかどうか分かりません」と語った。11月14日から全国順次公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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