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火星軌道到達 印首相「エリート国の仲間入り」 (2/3ページ)

2014.9.25 09:20

2013年11月、火星探査機の模型を手にするインド宇宙研究機構(ISRO)のラダクリシュナン議長(AP)

2013年11月、火星探査機の模型を手にするインド宇宙研究機構(ISRO)のラダクリシュナン議長(AP)【拡大】

  • インド・カルナータカ州バンガロール(州都)

 地元メディアの報道も祝福一色。日本、中国を出し抜いてアジア初の成功を達成したことから「インドが低コストの宇宙開発の中心地だけではなく、問題解決へ導ける国ということを中国に見せつけた」(大手紙ヒンズー電子版)などと報じた。

 格安探査機で成功

 ISROによると、今回の計画の予算は約45億ルピー(約80億円)。今月21日に火星を回る軌道に到着した米国の探査機「MAVEN(メイブン)」の予算は約6億7000万ドル(約728億円)とされ、格段に低コストだ。

 マンガルヤーンは昨年11月5日に国産ロケットで打ち上げられ、12月1日に地球の軌道を離れ、火星へ向かっていた。今月22日には、最終テストに当たるエンジン試噴射に成功した。

 マンガルヤーンは火星に着陸する計画はないが、高性能カメラや、大気中のメタンや水素を観測するセンサーを搭載。軌道到達後、地表や大気などの調査を始める。

日米欧露中が挑戦

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