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7・4急襲 米特殊部隊空振り シリアで救出作戦 人質発見できず (1/3ページ)

2014.8.25 00:04

シリア・首都ダマスカス、シリア・ラッカ

シリア・首都ダマスカス、シリア・ラッカ【拡大】

 米政府は、シリアでイスラム過激派「イスラム国」が拘束した複数の米国人を救出する作戦に米軍が今夏踏み切り、失敗に終わったことを先週公表したが、作戦の決行日は米国の独立記念日に当たる7月4日で、デルタフォース(陸軍特殊部隊)の隊員20数人が投入され、イスラム国側と激しい銃撃戦を展開していたことなどが分かった。これは2011年3月のシリア内戦勃発後、初めてシリア領内で米軍が実施した軍事作戦だった。救出作戦の対象にはイスラム国に殺害された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏(40)も含まれており、遺族は「(救出のために)もっとできることがあったのではないか…」と失敗を悔やんだ。

 イスラム国と銃撃戦

 ロイター通信などによると、バラク・オバマ米大統領(53)が承認した救出作戦は7月4日深夜、米軍の無人機や戦闘機が上空を旋回するなか、デルタフォースの隊員が重武装したヘリコプターから、シリア北部ラッカ近郊の寒村、アクリシに飛び降りて始まった。

人質の救出が難しいことを露呈

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