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【アラスカの大地から】頼れる相棒 ブッシュパイロット (1/3ページ)

2014.2.10 16:30

上空6000メートルを木の葉のような飛行機で飛ぶ。激しい揺れにも動じないパイロットが心強い=2009年12月30日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)

上空6000メートルを木の葉のような飛行機で飛ぶ。激しい揺れにも動じないパイロットが心強い=2009年12月30日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)【拡大】

  • 迎えの飛行機が来る前には、スノーシューで雪を踏み固めて滑走路を作る必要がある=2014年8月10日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 15年以上サポートを続けてくれているパイロットのポール。2児のパパになった=2010年1月31日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 車輪下にスキーをつけて、滑らせながら着陸する=2013年3月2日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 写真家、松本紀生(のりお)さん=2010年7月20日、米アラスカ州(本人提供)
  • 米アラスカ州のマッキンリー山(標高2万237フイート、6168.2メートル)=2013年9月12日現在

 ブッシュパイロットという職業がある。道路も鉄道もない辺境の地を小型飛行機で飛び回り、人や物資を運ぶ操縦士の名称だ。彼らの助けなくしてはアラスカでの撮影は成り立たない。

 厳冬期。マッキンリー山麓の氷河上でかまくら生活を送りながら、オーロラを撮る。その氷河へたどり着く唯一の手段が、パイロットによるフライトなのだ。

 数メートルに達する積雪に覆われた氷河に無事着陸するには、並外れたテクニックを要する。着陸地である雪原が、あまりに均一に白く平坦で、どこまで高度を下げれば機体が雪面に接するのか、把握できないからである。

 目を凝らしても地面がどこにあるのか分からない。不用意に着陸を試みれば、機体は雪面と突然接触し、重大事故は避けられないだろう。

 そんな無謀とも思える環境での着陸を可能にするのが、腕のあるブッシュパイロットなのである。

 ≪真っ白な雪原 誘導灯は黒いゴミ袋≫

 着陸に備えた準備は出発前から始まる。黒いゴミ袋にこぶし大の雪球を入れ、大きなてるてる坊主状の袋を3、4個用意する。

熟練したパイロット 何事もなく雪上にランディング

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