eスポーツ施設が各地に 最高のPC環境で真剣競技 (1/4ページ)

「LFS池袋eスポーツアリーナ」で開催された「GALLERIAゲームマスターカップ2018」。観客席は観戦のファンで盛り上がった
「LFS池袋eスポーツアリーナ」で開催された「GALLERIAゲームマスターカップ2018」。観客席は観戦のファンで盛り上がった【拡大】

  • 「LFS池袋eスポーツアリーナ」の店内。快適な環境でゲームができる(櫛田寿宏撮影)

 8日は体育の日。健康のため、ストレス解消のため、スポーツで汗を流す人も多いだろう。“スポーツ”の中でも今年、急速に認知度が上がったのが、パソコンゲームなどで対戦し勝敗を決めるeスポーツだ。世界の競技人口は4億人に達するとされ、先月のアジア大会では日本人ペアが金メダルを獲得、来年の国体の文化プログラムにも採用された。各地に専用施設も増えている。(櫛田寿宏)

 3時間1千円

 「家では実現できない快適なパソコン環境です。しかも料金が手頃なのがうれしい」。東京都豊島区東池袋に今年4月オープンした国内最大級のeスポーツ施設「LFS(ルフス)池袋eスポーツアリーナ」。週に何度か利用するという都内の高校2年生、リョウさんは、そう魅力を説明する。

 高性能なパソコンに加え、モニター画面に映し出される映像も普通の液晶テレビよりはるかに滑らかな動き。ゲームに集中できるよう座り心地の良い椅子や操作しやすいキーボードも用意され、eスポーツを堪能する環境が整っている。これを3時間1千円で利用できる。

 施設を運営するE5(イーファイブ)eスポーツワークスの長縄(ながなわ)実社長は「競技場であることを強調するため、食べ物の持ち込みを禁止して普通のインターネットカフェと差別化を図っています」と話す。

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