2017.6.19 14:51
アニメーション映画「夜明け告げるルーのうた」の一場面(c)ルー製作委員会【拡大】
フランスのアヌシーで開催されていたアヌシー国際アニメーション映画祭の授賞式が17日開かれ、湯浅政明監督=写真=の「夜明け告げるルーのうた」が長編部門の最高賞「クリスタル賞」を受賞した。長編部門で日本作品が最高賞を受賞するのは1995年の「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲監督)以来22年ぶり。
「夜明け告げるルーのうた」は、漁港の町を舞台に、少年と人魚の少女、ルーとの交流を描いたファンタジー。湯浅監督は「スタッフキャストのみなさま、おめでとう!! 応援してくださった方々もありがとうございます。よかった!!」とコメントを発表した。
また、審査員賞には、片渕須直監督の「この世界の片隅に」が選ばれた。
同映画祭は、60年にカンヌ映画祭のアニメ部分が独立して誕生。アニメ分野では世界最大の規模を誇る。