“痛勤”地獄から逃れたい 時差出勤、テレワーク、指定席 多様化する企業の知恵 (1/3ページ)

2017.5.27 16:05

小田急線成城学園前駅の朝の通勤ラッシュ。混雑緩和が急務だ=東京都世田谷区(小田急電鉄提供)
小田急線成城学園前駅の朝の通勤ラッシュ。混雑緩和が急務だ=東京都世田谷区(小田急電鉄提供)【拡大】

 首都圏の通勤ラッシュ解消のために、鉄道各社はもちろん、都心に位置する会社も知恵を絞っている。時差出勤の呼び掛けや線路の複々線化、座席指定列車の導入など、ストレスの少ない通勤を求め、あの手この手の取り組みが進む。時差出勤やテレワークなど多様な働き方の広がりも、“痛勤”緩和を後押しする。(村島有紀)

 シフト勤務制

 損害保険ジャパン日本興亜(東京都新宿区)は、平成27年4月から、全社員を対象にシフト勤務制を導入した。もともとの勤務時間は午前9時~午後5時だったが、午前7時開始から午後1時開始の9パターンを用意し、社員の多様な働き方に応じる。

 埼玉県所沢市に住む同社社員の白木麻衣子さん(40)は、勤務開始を午前8時からに切り替えた。自宅の最寄り駅から本社のある新宿駅まではJRを乗り継ぎ約1時間半。

 シフト勤務が始まる前は、新宿駅へ向かう列車の混雑のピークと重なり、最混雑区間では188%(27年度)の乗車率に。「ぎゅうぎゅう詰めの息苦しい車内がつらかった」という。

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