アクセルと踏み間違えない「左ブレーキ」が、普及しない理由 (1/6ページ)

「左足ブレーキ」はなぜ普及しないのか
「左足ブレーキ」はなぜ普及しないのか【拡大】

 高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えて、事故を引き起こすケースが相次いでいる。30年ほど前から「AT車の場合、左ブレーキにすれば踏み間違うことはない」といった議論が出ているが、なぜ普及しないのか。

 ゴールデンウィーク中、70代の女性が軽自動車で病院の待合室に突っ込んで13人がケガするという事故が大きく報じられた。

 女性の供述からアクセルとブレーキの踏み間違いの可能性が高いということで、ネット上では毎度おなじみの「こういう暴走老人は免許を取り上げろ!」「高齢者は自動ブレーキ付きの車以外は乗れないようにしろ!」なんて声があがっている。

 気持ちは分かるが、クルマは地方で生活するシニアにとってなくてはならない「足」だ。危ないからといって取り上げれば別の問題が発生する。一方、「自動ブレーキ義務化」も仮にスムーズに行なわれたとしても、それが全国のシニアたちのマイカーに導入されるまではかなり時間がかかる。

 もっと実効性があって、手っ取り早い対策はないものか。なんてことを漠然と考えていたら、知人のシニアドライバーから興味深いアイディアが提案された。

 「同じ足でアクセルとブレーキを踏むからこういう事故が起きてしまう。高齢者になったら左足でブレーキ、右足でアクセルという動作をすれば、踏み間違いなど絶対にありえない」

 ご存じの方も多いだろうが、一部のドライバーの中にはこのシニアのように「左足ブレーキ」を実践している方たちがいるのだ。

AT車の歴史は、踏み間違い事故の歴史

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