今年も高知市の「土佐の『おきゃく』」が近づきました。「おきゃく」は土佐弁で「宴会」。街全体が宴会場と化し、路上にコタツを広げる商店街あり、路面電車内の酒宴あり。3月4日から12日まで、べろべろ高知の面目躍如の9日間です。
2006年に食のPRと閑散期対策として始まった「土佐の『おきゃく』」。お座敷遊びやよさこいはもちろん、スポーツイベントやウェディングまで多彩な催しが開かれ、昨年は来場者7万3千人を記録しました。
高知は日本酒、ビール、発泡酒など酒類全体の成人1人当たり消費量が東京に次ぐ2位(国税庁調べ、14年度)。今年の土佐の「おきゃく」2017http://www.tosa-okyaku.com/index.html)では「酒国高知 酒の聖地宣言」が採択されます。
土佐の「おきゃく」2017実行委員長の横山公大さんは「高知の酒はコミュニケーションツール。日本で一番楽しく飲んでいるのが高知県人」と自信たっぷり。実際高知の酒席はとにかく明るい。結婚式で酒を持って歩き回り、知らない人にも注いで話しかけるのはごく普通です。
来年に迫った明治維新150年を記念する「志国高知 幕末維新博」も同時開幕。坂本龍馬が暗殺5日前にしたためた直筆の手紙も公開される予定です。さあ、維新と酒を堪能する土佐のシーズンがやってきます!
<プロフィル>
おざき・みき
元高知放送アナ。子育てをしながらフリーで活動中。産業カウンセラーの資格を持ち、心に伝わる仕事を目指す!
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