デザフェスやワンフェスで生まれる次代の才能 個人クリエーターが作品アピール (1/3ページ)

2016.6.19 12:00

黒地に銀のマーカーで文字を書き込んでいくJoshuaさんの作品

黒地に銀のマーカーで文字を書き込んでいくJoshuaさんの作品【拡大】

  • 本物のように見える動物のフェルトバッジ
  • 内田明理さんが手がける新キャラクター
  • キャラバンズのオリジナルキャラクター「クムム」
  • 昨年の「學展」に出展していた内山航さんは高校生

 個人やグループが生み出した、雑貨やアート、ファッション、キャラクターといった作品を持ち寄り、展示・販売する国内最大規模のイベント、デザインフェスタVol.43が5月に東京ビッグサイトで開かれ、1万人を超える出展者が参加した。このデザインフェスタから商業製品へと発展していくものがあり、プロの世界へと羽ばたく人もいて、次代のクリエーティブを担う場として、注目を集めている。主催者では夏に出展者を“生徒”に限ったイベントを開いて、より若い才能の発掘に努める考え。デザインフェスタ以外でも個人クリエーターが集まるイベントが開かれる予定で、これからの物や人を探している企業ものぞいてみる価値がありそうだ。

 黒い壁に向かってアーティストが何かを描いている。近寄ると、それは銀色の細かい文字で記されたさまざまな言葉。フィギュアスケート選手の名前やアニメーション映画の名セリフが、中央のマンダラにも似た模様から放射線状に伸びていく。

 Joshua(ジョシュア)とう名で活動するアーティストの作品で、天地創造の頃からの歴史を書き記していったものとのこと。外側に近づくにつれ、最近の出来事が増えていくのは、アーティスト自身の関心が言葉になっているからで、内容が偏らないよう「どんな言葉を書けば良いか教えてください」と来場者に呼びかけていた。

 個人クリエーターが自分の作品をアピールできて、販売も可能な場として人気のデザインフェスタ。5月14日と15日に開かれたVol.43も、1万人以上の出展者と6万人の来場者で賑わった。

出展者の中には、コナミデジタルエンタテインメントで「ラブプラス」などを手がけ、今は…

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