政府は17日の閣議で、平成27年度版の食育白書を決定した。内臓脂肪がたまり脳卒中や糖尿病などの危険性が高まるとされるメタボリック症候群について、約5割の人が予防や改善のために適切な食事や運動などの対策を実践していると回答。19年度に同様の調査を始めて以来、過去最高となった。
調査では、メタボ対策として適切な食事や定期的な運動、週に複数回の体重測定のいずれかを実践しているかとの問いに、42・9%が「半年以上継続している」と答えた。「半年未満」の6・7%と合わせて49・6%が対策を実践していると回答。前年度調査より3・5ポイント上がった。