「現金感覚」で使えるデビットカード 各社、五輪に向け普及目指す (1/3ページ)

2016.3.5 17:07

Visaデビットカードを使って抹茶ラテの支払いをする客(手前)=東京・お台場の「ナナズグリーンティー」(画像の一部を加工しています)

Visaデビットカードを使って抹茶ラテの支払いをする客(手前)=東京・お台場の「ナナズグリーンティー」(画像の一部を加工しています)【拡大】

  • 足利銀行が地元商店などと提携して発行する「エリアカード」のポスター=栃木県大田原市

 買い物で使うとすぐに銀行口座から代金が引き落とされるデビットカード。後払いでなく現金感覚で使え、欧米ではクレジットカードと並ぶ支払い方法として定着しているという。日本ではまだなじみが薄いが、2020(平成32)年の東京五輪に向けて電子決済の比率を高めたい政府の意向もあり、VisaやJCBといった国際ブランドのカード会社が普及に向け力を入れている。

 数百円でも

 東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」。抹茶味のパフェなど和風スイーツやドリンクを提供する「ナナズグリーンティー」は客の約8割が外国人観光客。「外国人のお客さんは数百円の買い物もカードで払う人が圧倒的に多い」と平沼幸恵店長。同店はVisa、JCBのデビットに対応しており、利用する客は多いという。

 1月のある日、仕事の途中でこの店に立ち寄った都内の20代の男性会社員は抹茶ラテを注文し、Visaデビットで支払った。このカードを持ったのは1年半前。以前はクレジットで買い物をすることが多かったが、「後で支払い明細を見てびっくりすることが多く、生活費を管理しようと思った」のがきっかけという。

 デビットカードは預金口座残高の範囲内しか使えないので使い過ぎを心配しなくていい。スマートフォンなどで利用明細も確認できる。

「財布に小銭がたまらないのもいい。友人にも利用を勧めている」

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