【荻原博子の家計防衛術】
大学には合格してほしいが、学費が心配だ、という親御さんも多いことでしょう。日本学生支援機構の調べでは、平成24年に奨学金を受給した大学生は半数以上。ただ、返済できない人も増えています。
ですから、まずは返済不要の奨学金を検討してみましょう。
個人や企業が設立した奨学金を見てみましょう。「小野奨学会」は大阪府下の大学の在学生に月3万円、大学院生に月6万円を支給。大学生370人程度、大学院生50人程度が対象です。「JT(日本たばこ産業)国内大学奨学金」は、指定の国公立大学に進学する高校推薦と大学推薦の最大50人に、入学金から年間授業料、生活費の一部など、学業に専念するのに十分な援助をしています。
「石橋奨学会」は7人の募集で、世帯年収700万円以下が条件。自宅生には月4万4千円、自宅外生には月5万円が4年間支給されます。「ツツミ奨学財団」は埼玉県内の大学に通うか、埼玉県内の高校を卒業した大学生に、月4万5千円の奨学金を4年間、支給します。