ペットと暮らす快適住宅 室内飼育主流、ニーズに合わせ設計 (1/3ページ)

2015.7.20 07:03

「ディア・ワン」の例。庭にペット用の足洗い場を設置。屋内とのつながりを持たせるため、「ロジア」という犬のための半戸外空間を作り、自由に出入りできるようにした(積水ハウス提供)

「ディア・ワン」の例。庭にペット用の足洗い場を設置。屋内とのつながりを持たせるため、「ロジア」という犬のための半戸外空間を作り、自由に出入りできるようにした(積水ハウス提供)【拡大】

  • 廣瀬慶二さんが手掛けたペット共生住宅。梁を利用したキャットウオークとキャットツリーは猫にも人にも楽しそう(「へぐりさんちは猫の家」より)

 かつては屋外の犬小屋で暮らしていた犬も、出入り自由だった猫も、今や“家族の一員”として、室内飼育が主流だ。しかし現在の一般の住宅は、ペットの室内飼育を想定して造られていないため、臭いや床の滑りなど、人にもペットにもストレスを生むさまざまな不具合が浮上。そこで、ペットと快適に暮らすためのリフォームや注文住宅への関心が高まっているという。(服部素子)

 「家族の中で最も長く家の中にいるのは誰でしょう。それは愛犬です」

 先月下旬、大阪・梅田のショールーム、パナソニックセンター大阪で開かれた「愛犬との暮らし方教室」。講師を務めた、「愛犬家住宅コーディネーター」で住宅関連会社勤務の都裕貴さん(45)の言葉に笑いが起きた。

 ただ、愛犬と暮らすには悩みも多い。都さんによると、愛犬家の住宅に関する「三大悩み」は、床の滑り▽臭い▽キズ・汚れ。そこで都さんは、「犬種に合わせた住まいの工夫」を提案した。

 獲物の水鳥を傷つけずにくわえて持ってくるよう品種改良されたレトリバー種が、大量のよだれを出すのは当然。「よだれを出すことを前提に、犬が好んで座る場所をタイル敷きにすれば汚れても掃除しやすく、夏場は冷たいタイルで愛犬も満足ですね」。集まった人々は納得の様子だった。

鳥や熱帯魚と快適に住む家や、ペットの高齢化に対応するなど多様化が進む

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