「女子力男子」が急増中 美容に興味、料理が得意 消費行動にも注目 (1/4ページ)

2015.5.30 17:04

女子力男子の吉村祐人さん。高校生のときに買ったというピンクのポーチにはファンデーションなどが入っている=東京都新宿区

女子力男子の吉村祐人さん。高校生のときに買ったというピンクのポーチにはファンデーションなどが入っている=東京都新宿区【拡大】

 美容や料理など女性が興味を持ち、得意としている分野の能力を身に付ける「女子力男子」が増えている。男は男らしく、という価値観が希薄なのが特徴だが、恋愛に消極的な「草食男子」とは一線を画す存在だという。若者の文化に詳しい専門家は「男女の差異を感じにくい社会になったことが原因では」と分析している。(油原聡子)

 草食とは違う

 博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平さんは昨年12月、女子力男子の実態をまとめた著書を出版した。女子力男子とは「従来、女性がやっていたり、得意としていたりする領域の力が備わっている男性」を指すという。

 原田さんは「以前から女子力のある男性はいたが、ここ数年で特に増えたと感じている」と話す。「恋愛に消極的な傾向があるのが草食男子。女子力男子は、料理や美容などのスキルを身に付けているかどうか。異性にモテるために、女子力を身に付けている人も多い」

 日焼け対策

 早稲田大3年の吉村祐人さん(21)は、女子力男子の一人だ。流行のパンケーキが好きで、レースのついたピンクのポーチを愛用している。「趣味や嗜好(しこう)が女の子っぽいんです」

今気になるのは日焼け

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