「はんだ付け」は誇るべき技術 教材ヒット、ソニーやパナソニックなども関心 (1/7ページ)

2015.2.1 17:08

はんだ付けでできた「カニ」

はんだ付けでできた「カニ」【拡大】

  • 野瀬さんがはんだで制作したアリ
  • はんだ付け作品の「龍」
  • はんだ付けでできた虫
  • はんだ付けでできたトンボのオブジェ
  • はんだ付けで作った「カエル」
  • はんだ付けを「メジャーにしたい」と意気込む野瀬さん

 機械部品などのもの作りに欠かせない「はんだ付け」の普及や技術向上に取り組む中小企業のオーナーがいる。滋賀県東近江市の精密機器メーカー「ノセ精機」社長の野瀬昌治さん(48)。伝統の技術を受け継ぐ方法が確立されていない点に目を付け、“独学”で勉強を重ね「はんだ付け協会」を設立。検定制度も創設して技術の“体系化”に努める。最近はアート制作にも応用するなど、はんだ付けの可能性を広げている。(和野康宏)

 何ができる?

 直径0・8ミリ、針金状の「はんだ」を長さ5センチに4本切り分ける。このうちの1本に「はんだごて」を当て、丸いふくらみを3つ、串団子のように作る。これが頭と胸、腹になる。

 あとの3本は「へ」の字に曲げ、先ほど作った串団子の真ん中のふくらみに、はんだごてでくっつける。ニッパーで微妙な曲線を付けると6本の脚になった。

 さらに細い直径0・3ミリのはんだで、あごや触角を作り、頭部に添えると「アリ」のできあがり。見事な腕を披露してくれた野瀬さん。このほかトンボやカエルなど、はんだ付けによるさまざまなアート作品がある。

はんだ付けとは、鉛とスズでできた「はんだ」を熱で溶かして…

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