介護予防に「フィットネス」 市町村事業に移行、企業参入増へ (1/4ページ)

2014.9.15 06:23

フィットネスクラブが提供するプログラムで、動作をスムーズにする運動に取り組む「悠悠いきいき倶楽部調布」の利用者ら=東京都調布市

フィットネスクラブが提供するプログラムで、動作をスムーズにする運動に取り組む「悠悠いきいき倶楽部調布」の利用者ら=東京都調布市【拡大】

 フィットネスクラブの運動プログラムを取り入れた介護保険の介護予防デイサービス(予防デイ)が広がっている。介護度の軽い要支援者が対象で、従来の集団でのゲームや食事、入浴などから様変わりした内容だ。来年度に予定されている介護保険制度改正で、要支援者の予防デイが市町村事業に移行するのを控え、注目を集めている。(寺田理恵)

 「きつい」運動

 介護度の軽い要支援者向けの介護予防デイサービスセンター「悠悠いきいき倶楽部調布」(東京都調布市)。10人余りの高齢者が椅子に腰掛け、2つのボールを太ももと背面に挟んだまま、ゆっくり脚を上げる。参加者から「きつい」という声が上がる。

 フィットネスクラブ運営のコナミスポーツ&ライフ(品川区)が介護度の進行抑制を目的に開発した運動プログラムで、動作をスムーズにする効果がある。同倶楽部は運動中心のサービスを提供、高齢者用の運動器械を使い1人で黙々とトレーニングに励む人もいる。利用者の9割が介護度を維持・改善しているという。

団塊の世代は、お金を払って運動することに抵抗感が薄い

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