「子供が欲しい」と思っている人は、なるべく早く不規則な生活を見直し、妊娠しやすい体作りに取り組もう。バランスの取れた3度の食事や早寝・早起き、適度な運動といった健康的な生活を送ることで卵巣の働きが良くなり、卵子や精子が元気になるという。(竹岡伸晃)
5大栄養素
今月1日、東京医科大学病院(東京都新宿区)で開催された市民公開講座「頑張れ!妊活」。不妊治療での漢方薬の活用法について紹介されたほか、不妊治療経験のあるロック歌手、ダイアモンド☆ユカイさんが「治療は夫婦で行うもの。男性不妊について知らない人がまだ多いが、男性も恥ずかしがらずに検査を受けてほしい」と訴えた。
同講座で「産むための体作り」について話した産婦人科「佐藤病院」(群馬県高崎市)の佐藤雄一院長は「『いずれ子供が欲しい』と考えているのなら、10、20代の頃から体作りに取り組むべきだ」と力を込める。結婚後、不妊治療を行う際も治療と並行して体作りに取り組むことになる。