昨年12月の公開以来、大ヒットし、ロングラン上映中の映画「永遠の0」。その舞台で、ロケ地になった場所が茨城県笠間市にあります。
特攻隊員の訓練地として登場する、旧筑波海軍航空隊司令部庁舎。ほぼ当時の姿を保つ建物は映画公開を記念し、「筑波海軍航空隊記念館」として一般公開されています。
館内には隊員が使っていた日用品や日記などの遺品、当時を伝える写真など、約250点が展示されています。映画大ヒットの効果もあり、見学者は北海道や九州など遠方からも訪れ、間もなく2万人に達します。戦時中は海軍の街として栄えていた地元商店街ではこの記念館人気で、活気を取り戻そうという気運も高まっています。記念館一角にあるアンテナショップには、地元の商店約20店舗の協力のもと、農産物や、菓子などのほか記念館用に開発されたオリジナル商品まで並べられているほどです。
もともと取り壊される予定もあったこの建物。存続を求める声も多いのですが、予定は決まっていません。記念館責任者のプロジェクト茨城代表の金澤大介さんは「ここは戦争を語り継ぐ大切な場所。今後も多くの方に見ていただけるよう存続へ向け活動したい」と話します。
<プロフィル>
むた・あきこ 元NHK(水戸・首都圏)リポーター。現在茨城県内を中心にフリーアナウンサーとして活動中。
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