花粉症の人にはつらい季節となった。環境省の予測では、今年は昨年に比べて花粉の飛散量が少ないが、ピークの時期は早まり、飛散期間も長くなる見通しだ。花粉を防ぎながらオシャレも楽しめる商品を探した。(竹岡伸晃)
アパレルメーカーの三陽商会(東京都新宿区)では1月以降、「花粉プロテクトコート」として男性用7ブランド、女性用8ブランドを展開している。
梅雨時期まで
花粉が付きにくく落ちやすい生地、付着したアレルギー原因物質の働きを抑制する機能を持つ生地を使用した商品をそろえる。いずれも撥水(はっすい)性を兼ね備え、梅雨時期まで着られるのが特徴だ。
40、50代の男性の支持を集めているのは「サンヨー」のステンカラーコート(3万9900円)。1枚の生地を表裏で別の色に染めたリバーシブル仕様で、「ビジネス、カジュアルなど着用シーンで使い分けられる」(広報担当者)。「イルファーロ」の男性用カジュアルジャケット(3万4650円)はシャツ、パンツと合わせやすく、軽い着心地を楽しむことができる。