ボランティア高齢者が地域課題を解決 拠点作り、手作り総菜やお助け隊 (1/5ページ)

2014.2.9 17:58

交替で調理場に立ち、総菜や配食用弁当を作る「きよぴー&とまと」のメンバー。副代表の梅沢さん(後列左端)は「メンバーがさらに高齢化し、規模を縮小しても、この場所はずっと残したい」と話す

交替で調理場に立ち、総菜や配食用弁当を作る「きよぴー&とまと」のメンバー。副代表の梅沢さん(後列左端)は「メンバーがさらに高齢化し、規模を縮小しても、この場所はずっと残したい」と話す【拡大】

  • 地域の写真家の作品や手作り雑貨、オリジナル菓子などが並ぶ「YOU&I」の店舗=いずれも東京都八王子市清川町

 今後、ますます深刻化する都市部の高齢化。東京都でも来年には都民の4人に1人が65歳以上となり、1人暮らしや高齢夫婦だけの世帯がさらに増える見込みだ。超高齢社会では地域活動の担い手として、高齢者自身の活躍に期待がかかる。商店街の空き店舗を拠点として地域の課題解決にあたる団体に、これまでの活動と継続の秘訣(ひけつ)を聞いた。(村島有紀)

 国の活動事例にも

 「ちょっと健康で、ちょっとやる気があって、一緒に活動すると楽しいと思う方が集まっています」と話すのは、東京都八王子市清川町の任意団体「きよぴー&とまと」(約120人)の副代表、梅沢香代子さん(77)。

 「きよぴー-」は、梅沢さんが自治会役員をしていた本間重利・前代表(76)に「地元で高齢者の食事支援ができないか」と相談したのをきっかけに平成18年、商店街の空き店舗を借りて誕生した。昨年には、内閣府の高齢社会・社会参加活動事例にも選ばれた。

中心部に約10店舗あった商店街は次々と閉店

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