春節・立春に食べるのは? 辛みで心身リフレッシュ (1/4ページ)

2014.1.25 14:04

「五辛盤は、神様にお供えした後に家族そろっていただく」と話す阪口さん。「春の五辛盤鶏肉添え」は、上から時計回りに、ギョーザの皮、みそ、ショウガ、カラシナ、ニラ、白ネギ、香菜。中央は鶏肉=東京都目黒区

「五辛盤は、神様にお供えした後に家族そろっていただく」と話す阪口さん。「春の五辛盤鶏肉添え」は、上から時計回りに、ギョーザの皮、みそ、ショウガ、カラシナ、ニラ、白ネギ、香菜。中央は鶏肉=東京都目黒区【拡大】

 正月気分がやっと抜けて日常生活に戻った人も多いのでは? しかし、お隣の国、中国などではこれからが立春(春節、旧正月)を迎える準備が本格化する。中国薬膳料理研究家の阪口珠未(すみ)さん(東京都目黒区)に春節と立春の「食」について聞いた。(村島有紀)

 健康と財運

 「中国人にとって春節は、日本人の正月以上に生きていくうえで大事な行事。家族や親族、同郷、友人などで集まって絆を確かめ合い、自分の立ち位置やコネクションを確認するのです」

 阪口さんは1991年から95年まで北京に留学し、北京中医薬大などで薬膳を学んだ。

 今年の春節は今月31日。春節によく食べる縁起物の食材や料理はギョーザや魚、鶏、豚肉など。

 ギョーザは「交子(ジャオズー)」と同じ発音で子孫繁栄の意味。いろいろな食材を包むことから「家庭円満」を願い、年越しには家族全員でギョーザを包んで食べる風習がある。魚は「余(ユー)」と同じ発音のため、精神的、金銭的余裕ができる縁起物、鶏も「吉」と発音が似ていることから春節に食べると良い兆しがあると考えられている。豚は金運アップの縁起物で、「髪菜(はっさい)」と呼ばれる水苔(みずごけ)も「発財」の発音と似ていることから縁起物として食べられるという。

5種類の辛い野菜を生のまま並べ、小麦粉を焼いた皮で包んで食べる習慣

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