2013.11.17 12:00
今季の就職活動開始まで1カ月を切り、企業側も学生側も準備に取り掛かり始めている。近年、採用選考において「リクルーター面談」を取り入れている企業が増加している。この動きは、先日経団連によって発表された「就活開始時期の後ろ倒し」の影響を受けて、より強まると予測される。就活開始時期の後ろ倒しが決定し、企業側も困惑の色を隠せない。
就活開始時期が遅くなったにも関わらず、学生への内定通知時期は以前と変わらないため、かなり短期間で採用活動を行わなければならないのである。そこで活躍するのが、この「リクルーター」なのだ。彼らは人事担当者の代わりに、複数人の学生と面談し、優秀な人材をいち早く見つけ、次の選考へ進ませる。そうすることで、本当に優秀な人材だけが本選考へ進み、人事の負担軽減につながる。
もちろん全企業が「リクルーター面談」を導入しているわけではなく、主に大手企業、特に金融業界やインフラ、商社業界など一部の企業だけが導入をしていた。しかし、目まぐるしく変化する就活前線の動きを受け、大手企業だけに留まらず、今後さらに多くの企業が「リクルーター面談」を導入する動きが強まるだろうと予測されている。