学生悩ます“就職氷河期ムード” 増えすぎた大学、大手志向…厳しい実態 (1/4ページ)

2013.1.27 18:00

大学生と高校生の就職内定率

大学生と高校生の就職内定率【拡大】

【プロが教える就活最前線】

 内定塾への入塾動機の多くが、「就職難に不安を覚えて」です。依然として、就職氷河期「ムード」が漂っていますが、実態はどうなっているのでしょうか。一般的に言われている就活状況と日々学生と接している講師の立場から、考えてみたいと思います。

 そもそも『就職氷河期』という言葉は、雑誌「就職ジャーナル」から生み出された造語で、1994年に日本新語・流行語大賞で審査員特選造語賞を受賞する程、学生の就職活動を象徴している言葉でした。

 以来、20年間にわたって使用されている言葉ですが、特に「就職氷河期」として扱われる時代は2回に分けることができます。1回目は、1991年から2005年のバブル崩壊以降です。そして、2回目が2009年からの世界金融危機以降の数年間になります。

 1回目と2回目の求人倍率を比べると、2回目の方が1回目より求人倍率が高くなっています。つまり、学生にとって有利な状況に見えます。しかしながら、内定塾講師をしていて数字以上の厳しさを感じます。

 なぜなら…

求人倍率から伝わる厳しさよりも、実態は厳しい

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