仕事を選ぶ時に、忘れてはいけない指標がある。それが「働きごこち」というものだ。「自分がどんな環境で、何を大切にしながら働きたいのか」を明確にしておけば、転職時の仕事選びはもちろん、日々の仕事においても、より自分らしく、満足度高く働けるはずだ。そこで今回は、3職種の合計9人に、それぞれが大切にしたい「働きごこち」について聞いてみた。あなたの場合はどうなのか、考えるきっかけにしてみてほしい。
「目に見える情報」だけで、会社を選んではいけない
会社選びの大事な指標「働きごこち」は個人差が大きく、多様性もある
仕事探しをする際、求人広告から読み取りやすい「報酬」「応募条件」「スキル」などに目が行きがちだ。確かに、それらは仕事選びにおいて欠かすことのできない大事な指標だ。
しかし、もう一つ大事な指標がある。それが、「働きごこち」だ。自分自身がどのような志向・価値観を持ち、何を大切に働きたいと考えるのか。心の中で抱いている「こうありたい」と願う気持ちが満たされる職場かどうか見極めることが、実は仕事の満足度を大きく左右する。こうした4つの指標は、どれも欠かしてはいけない大切なものだ。大事なのは、どのようなバランスを求めているのか考えておくこと。そのうえで、自分自身はどんな「働きごこち」を大切にしたいのかを考えてみてほしい。さらに、大切なものについて優先順位をつけておくことも忘れないように。
ビジネスパーソン9人の「働きごこち」を比較
ここからは、実際のビジネスパーソンが「4つの指標のバランス」をどのように考えているのかを紹介。職種ごとに3人ずつに話を聞き、比較しながら見ていこう。あわせて、彼らが大切にしたい「働きごこち」についても、前記の診断で使用した項目をもとに選んでもらい、優先順位をつけてもらった。