「倒産の前兆」逃げ出す準備いつから? プロが教える典型パターン (1/5ページ)

この兆候があったら要注意!プロが指南する「経営が危ない会社」の見分け方~後編~

絶対大丈夫だと思われていた大企業が次々と事実上の倒産をし、自分の会社は大丈夫なのだろうかと、心配になる人も多いだろう。特にこの時期、赤字決算が発表されると、このままこの会社にいるよりも、どこでもいいからほかの会社に転職したほうが…なんて考えもよぎってくる。そこで今回は、企業の倒産に詳しい専門家に「倒産の前兆」について指南してもらった。

[中小企業] の倒産の兆候はこれだ!

<IR情報がない場合は、社内の状況でチェック>

上場していない企業は、ホームページにIR情報がないことが多く、財務状況を把握しづらい。そこで、調査会社時代に1600件の倒産企業を取材し、経営コンサルタントになってからも数多くの中小企業の倒産を見てきた竹田氏に、倒産の兆候を上げてもらった。

●支払期日より前に売掛金を回収する

資金繰りに困り始めると、社長は大口だけでなく小口の売掛金の回収に対してもうるさく言うようになる。それがもっと進んでくると、支払期日より先に売掛金を集金に行くよう営業に指示が出ます。規模の小さい取引先なら、経理部長の裁量で期日より先に支払ってもらえることもありますからね。そういう無理な命令が上司から出たら、経営が厳しくなっていると見て間違いありません。

会社が危なくなると余裕はなくなる

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