2013年卒業予定の大学生を対象にした主要企業の選考活動が1日にスタート。そんななか、来春の大学入りを目指す受験生の志望校選びも本格化している。(夕刊フジ)
仕事を決めるときにどの学校ならプラスの作用をもたらしてくれるのか。高収入、安定した業績のため就活生に人気の金融機関、とりわけメガバンクへの就職者数から、有名大学が持つ「就職力」に迫った。
学業重視の方針により、約2カ月も短縮された就活戦線。多くの学生が戸惑いをみせるなか、後輩の高校生、浪人生も進路の選択肢を絞り込む最終調整に追われている。
ちょうど1年前、東日本大震災の大津波と原発事故により、日本列島が暗いムードに覆われていた。「西日本では『放射能のこともあるから東に行くな』と、子供を関西方面にとどめようとする保護者がかなりいた」(予備校講師)という。東京大や早稲田大、慶応義塾大をめぐる「首都圏ローカル化」は、昨年の今ごろ行われた志望校選びで、西の受験生が関東進出に二の足を踏んだのも一因とみられている。